日本の伝統文化・行事

お月見は2回あります~十三夜
お月見は、お馴染みの十五夜の月の後に、もう一度ございます。十三夜と言って、今年は10月8日とされています。十五夜の月と十三夜の月とをふたつ合わせて「二夜(ふたよ)月」と呼びます。どちらも愛でると欠かさないので、縁起よしとなりましょうか。教室では、お月見を演出したうさぎの和菓子を用意しました。「愛らしすぎて食べてしまうのはもったいない」と申すお弟子さんもいます(笑)。今年は暑い期間が長い上、先日は強い台風に見舞われました。束の間の秋の楽しみとなりそうです。十三夜の期間として、 10月1日~10月8日頃には店頭等でも月見用の和菓子が並びそうです。お求めになられて、ご自宅等でお茶と一緒にいかがでしょうか。デパート等でも、お月見の期間限定で販売されることがあります。 目で見て和み、食べて味わい、ひとときの秋の日をお楽しみ下さい。文化とは、特別のことではございません。生活の中にもひっそりと根付いています。忙しくなった現代人には、感じ取る余裕がないのです。紐解くと、意外にもご先祖様から続く習わしやしきたりに沿った生活であったりします。日本に生まれてよかったと思う秋をお過ごしなさって下さい。合掌。

今年のお盆休み
お盆と申しますと、お墓参りやお寺のことが思い浮かびますね。2022年(令和4年)のお盆休みは、8月13日(土)~8月16日(火)の4日間が基準とされるようです。企業もその時期に合わせて休みとすることがあります。場合により、お盆前後の土日や祝日を活用して連続して休みとしたり、年休として夏季休暇にすることもありそうです。お墓参り等で帰省するにも、長期休暇となれば、里帰りしてゆっくりできそうですね。そもそも、会社が休みの時は何をしても自由となりますが、どうしてお盆休みという慣習ができたのでしょうか?古くは丁稚奉公に出された住み込奉公人が、年に2回休みをもらえたそうです。それが、お盆と正月の時期とされます。その名残が続いたのでしょうか。時代が変わっても、日本の企業は夏休みがありますね。有休を申請するにしても、日本人の気質は一緒に働く人を気遣いあまり、休みを取りにくいのです。労働基準法が改正されましたが、心情的には堂々と有休申請も難しいかと。そうした際に企業が定めた夏休みは粋な日本文化なのかもしれません。

青森のねぶた祭ー今年は再開です
コロナ禍で中止とさていた「青森ねぶた祭」が、今年は再開されました。8月2日から7日までの期間となります。ねぶたは、東北地方を中心とした夏祭りで、8月1日から7日にかかけて行われています。写真のように(お借りしてます)、大きな灯篭を台車に載せて曳いて周ります。この光景に圧倒される方は多いのではないでしょうか。高さは5メートルに及ぶようです。武者人形をかたどおる姿に観客が拍手を送ったり、写真を撮った楽しみます。笛や太鼓のお囃子に合わせて踊る「ハネト」と呼ばれる踊り子にも沿道を賑やかにさせます。コロナ禍で自粛が求められますが、こうした伝統行事や継承されゆく文化は大事です。止めてしまうのは簡単ですが、脈々と続いてきた行事をたやすく消滅させることはもったいないです。感染対策を備えて、時代に即したやり方で文化を繋いでいきたいものです。

喪失の哀しみと共に生きること
安倍元総理がお亡くなりになられて1週間となります。この大雨は空が涙を降らしているのかもしれません。哀しみの涙でしょうか。どうか安らかにお休みくださることを願います. 襲撃された奈良の現場近くに献花台が用意され、雨の日にも献花に訪れる人が多いことが報道されています。本当に信じられない事件です。少しづつ、事件の真相が明らかにされていますが、このような事態を許してはなりません。非道な出来事であります。安倍元総理は、これからも私たちの心に生き続けることでしょう。存在が生き続けるということです。肉体は滅んでも死んでないのです。生き物が死ぬ時は、肉体が滅びる時だけではなく存在を忘れられた時と聞き及びます。そのため、亡くした相手を思い出すのは、共に生きていることになるのかもしれません。「思い出すと成仏できないかもしれないから、なるべく忘れようとしている」と仰せになられる方がいます。そのようにお考えになる方が、意外と多かったりします。 むしろ、思い出してあげた方がよいのではないでしょうか。無理に蓋をする必要はございません。思い出すことは供養にも通じます。肉体が滅んだ後にも、共に生きることになります。

巫女舞「御霊慰めの舞」を安倍元総理に捧げます
先週7月8日(金)に安倍元総理大臣が逝去なさり、本日は通夜と聞き及びます。通夜も葬儀も近親者のみで執り行われるそうですが、故人を惜しむ声は続き、世界中の人が安倍元総理大臣の逝去を偲びます。あまりに突然のことでした。謹んでお悔やみ申し上げます。教室では、故人を偲んで巫女舞を奉納致します。御霊なごめの舞という巫女舞がございます。資料によると、「香淳皇后が1937年に靖國神社祭神の鎮魂の為に詠んだ御歌「やすらかに眠れとぞ思ふきみのため 命ささげしますらをのとも」に、1951年に多忠朝が作曲作舞した」とされます。単身で舞う場合と複数人の舞とでは多少異なることがありますが、大事なことは故人の魂を鎮めて慰めることでありましょう。舞の振付はそれほど難しくないです。しかし、根底にある心情は日本古来の伝統であり、それは受け継がれる文化と言えます。この御霊なごめの舞は、護国神社で舞われることがあります。必ずしも神社で奉納することにならなくとも、祈りは通じます。日本人女性として身に付けたいと気になる方は、どうぞ始めて下さい。オンライン教室で開講中です。

七夕の願い事
7月7日は五節供のひとつとなります七夕の日です。五節句には他にも、人日の節供(1月7日)、桃の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)重陽の節供(9月9日)があります。いずれも中国から伝わった行事となるので、中国で古くから伝わる民話の言い伝えとなります。登場する織姫様と彦星様の呼び名は、織女(しょくじょ)、牽牛(けんぎゅう)です。同じ人物を表しますが、言い方が違うことがあります。文献等による違いがあります。日本に伝わったのは、古くは奈良時代です。初めは宮中儀式とされました。江戸時代には、身近になったようです。星に願いを込めます。織姫様が機織りを得意とされるので、願い事には手芸や裁縫の上達を願うことになったと言われます。短冊に書く願い事は、具体的に記載することが一般的なようです。手芸や裁縫の上達の他にも、書道が上達するように等々です。今の時代に合った願い事で大丈夫です。何かしら、心に浮かんだ願いを文字化することで視覚化できます。貴方様の御心が届くことをお祈りしてます。

水無月の和菓子のご紹介
本日6月30日は水無月の和菓子を召し上がる方が多いかもしれません。実は、知る人ぞ知る!伝統的な和菓子なのです。今年は例年より早い梅雨明けとなり、連日の猛暑が続いています。一方では梅雨のない北海道等では、雨量が多くて水害に見舞われています。なんとなく、自然の流れが激変しているかのようです。そうした中、本日に水無月の和菓子を召し上がる方は、日本の伝統行事をとても大切に思っていらっしゃるのでしょう。その昔、身分の高い方が召し上がったとされています。切った氷に小豆や蜜をかけて召し上がったようですね。暑気払いや邪気を避ける意味があったと思われます。現代人の我々は、普通にいただくことができるようになりました。三角形のういろうに小豆がかかる和菓子が定番です。この時期に出回りますので、必ずしも6月30日に限定しないでも大丈夫です。この暑さです。無理のない範囲がよさそうです。ご自身の生活の中で文化を取り込みながら、伝統に触れてお楽しみ下さい。明日からも暑い日が続きますので、水分補給や食事を取ることを意識なさってお過ごし下さい。

オンライン巫女舞で心身リラックス
今年の夏は、厳しい暑さとなりそうです。本日から6月に入りましたが、既に30度前後の夏日です。自然界の法則はどこへ行ってしまったんでしょうか。当教室では、対面による稽古に加えてオンライン部門を用意しています。コロナ禍により、これまでのことができなくなってしまいました。例えばお茶会、研修会や講演会参加、学会参加等々と続きます。特にお茶会にお招きいただいた際は、お弟子さんを連れて出かけたものです。感染拡大や緊急事態宣言がなされ、外での勉強を控えるようになっています。苦肉の策でお弟子さんへオンラインの企画を提供致しました。それを継続します。そして、これまでの経験をもとにしたオンライン部門をめざします。その中に巫女舞がございます。神社の巫女さんの奉納舞をイメージして下さるとわかりやすいです。振り付けは難しくありません。心身にリラックス効果と、大いなる存在の方と通じるような心持で舞うとよろしかろうと思います。オンラインなのでご自宅から参加可能です。暑い日でも稽古場へ通わなくても大丈夫です。巫女舞で代表の「豊栄舞(とよさかまい)」が覚わります。お仕事や学校や家事や育児・介護等の合間にぜひどうぞ。

小満の日~愛知県では農業用水が足りません!
本日5月21日(土)は二十四節気のひとつである「小満」の日です。「しょうまん」と呼びます。節句の順番では第8節目となります。お手持ちのカレンダーや手帳等に印字されているかもしれません。お時間ある時に、ご覧になられるのもよろしいかもしれません。 「小満」の意味には、文字通りなのでわかりやすいです。小さな満足?昨年の秋頃に蒔いた種から麦が実り始めることに安堵するような確認できた安心感があります。ひとまず安心ということでしょう。小さくてささやかな満足感といえます。一方では、現実の社会では、大変なことが起きています。愛知県の矢作川を使う農業用水が停止する事態に見舞われました。全国報道されているのでご存知の方もいらっしゃることでしょう。思わぬ事態に大変なことになってます。これには、明治用水で大きな漏水が発生したことが原因とされます。これから田植えのダメージとなるのです。文明が発達した背景には、想定外の事態に見舞われた時の打撃が強いです。二十四節句の案内を伝える反面、今起きている事象を伝えることも大切であります。物価高が心配されている昨今に、農作物への影響が気になります。明るい調べを望みましょう。

仏教行事「灌仏会」の花まつり
4月8日は、お釈迦様の誕生日として仏教行事が執り行われます。灌仏会(かんぶつえ)、浴仏会(よくぶつえ)、仏誕会(ぶったんえ)等の呼ばれ方がありますが、一般には馴染みが薄いかもしれません。むしろ、花まつりという言葉の方がピンとくるかもしれません。仏教行事として、中国からは7世紀頃に日本に伝来した行事とされます。この行事が花まつりと呼ばれるようになったのは明治時代からと言われています。由来は、お釈迦様がルンビニーの花園で生まれたことからです。ちょうど、誕生日にあたる4月8日頃には、各地で桜の花が満開となり、人の心を和ませて花に親しむ季節であることも理由のひとつかもしれません。 花御堂(はなみどう)を設えて、誕生仏に甘茶をかける習わしもあります。お寺等で体験されることがあるかもしれませんね。なぜ甘茶なのかは、諸説ございます。大事なことは、心でありましょう。誕生仏に心を込めて甘茶をかける行いこそが肝要です。目の前の相手に対する思いであります。自分のためではないということです。今一度、心を見つめ直したいものです。合掌。

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