公認されないペットロスグリーフケア

 当会では喪失の悲嘆に伴う支援として、グリーフケアに関する研究を取り組んでいます。これまでの研究では、グリーフの対象は人の死別や離別とされますが、最近はそれ以外に個別化したグリーフが対象となることがわかってきました。広義のグリーフの中でも、ペットロスに着目しています。少子化が加速化される中、家族との関係も変化しています。婚姻率も低下する昨今は、生涯独身となる人が多くなり単身世帯の増加が見込まれます。そうした状況から動物を家族とみなして一緒に生活する人が増えることが予測されるものの、人間ではないペットを亡くした哀しみは理解されにくい現状があります。悲嘆を放置することにより、心身の不調や鬱病等が発症することがあります。公認されないペットロスを理解しあえる社会、そして人と動物との豊かな関係を保つために必要なことを提示したいと考えています。